ブログに連載してたものをががっと更新。リンクも追加しました。
最近そんな更新ばかりです。「その後」の話だけ、ブログ再掲じゃない更新ですが。めちゃくちゃ長くなってしまったのでざっくり切ってエピローグっぽく……なって……るのかなー…?
切った部分、オマケとして下のつづきに乗せときます(これはHPに再掲しません)。
リウレンで、マリルオ。会話ばっかり。
前にも書きましたが、シトロっ子でCPを考えると、団長はマナリル、リウはレン・リイン、ジェイルはメイベル、マリカはルオ・タウなのです。ま、カプものというより男女の組み合わせ的な感じですが(リウは除く)。
しかしさすがに8人登場させるとマナリルが口を挟む隙がなくなります…
最近そんな更新ばかりです。「その後」の話だけ、ブログ再掲じゃない更新ですが。めちゃくちゃ長くなってしまったのでざっくり切ってエピローグっぽく……なって……るのかなー…?
切った部分、オマケとして下のつづきに乗せときます(これはHPに再掲しません)。
リウレンで、マリルオ。会話ばっかり。
前にも書きましたが、シトロっ子でCPを考えると、団長はマナリル、リウはレン・リイン、ジェイルはメイベル、マリカはルオ・タウなのです。ま、カプものというより男女の組み合わせ的な感じですが(リウは除く)。
しかしさすがに8人登場させるとマナリルが口を挟む隙がなくなります…
※「受け継がれしもの・その後」の、さらに続き。
団長たちが元気よく階段を下りていった後です。
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一つ階を下りる。
「な、なんの騒ぎッスか」と目を白黒させているナキルたちの前を通り過ぎると、書の部屋の前でもみあっている男女が目に入った。
手前にいた一人がジェイルとメイベルの大声でのやり取りに振り返り、ああっ!と叫ぶ。
「リウ!?」
「マリカ、やっぱそこにいたのか。って何やってんだ?」
「あんたこそ何やってんのよ? そんな大勢で」
リードァに言い返したマリカは、くるりと身体の向きを変えるとつかつかとリウの前にやって来た。
「てゆーか、リウ。あんたどうしてここにいんのよ」
「へ? みんなとメシ行こーって…」
「レン・リインがあんたのご飯を持って行ったでしょ? だからあたし、こいつを必死に引きとめてたっていうのに」
ルオ・タウはマリカに掴まれてできたらしい服のシワを伸ばしていたが、マリカに「こいつ」と指差されるとすっくと立ち上がった。
「私には長を補佐する役目がある」
「だーかーら、それがお邪魔虫だって言ってんの。何度言えば分かるのよ、あんた頭いいんでしょ!?」
呆れたようにため息をつくと、マリカはきっとリウを睨んだ。
「って頑張ってたのに、みんなと食事? レン・リイン、気を遣わなくていいのよ? リウと2人でごはんのつもりだったんでしょ」
「そうだったのか?」
リードァがリウとレン・リインを振り返る。レン・リインがにっこりと笑った。
「ありがとう、マリカさん。でも大丈夫です」
リウは、あーとかうーとか言っていたが、ぽりぽりと頬をかいた。
「…えーと。レン・リインが持ってきてくれたの、オレの分だけだったんだよ」
リウの視線を受けたレン・リインが頷く。
「リウ・シエンは仕事中のようでしたから、2人分を持っていって中断させてもと思いまして」
「そんな気を遣わなくていーのに。…だから、それは半分こしたんだ。それだと量が足りねーからさ」
「私は構わないと言ったのですが」
「ダメだって! さっきだって主菜をほとんどオレにくれちゃったじゃん」
「だってあれ、好きでしょう?」
「…うん、つい食べすぎちゃってごめんなさい。でもほら、だから足りてねーだろ? 今度はオレが付き合うからさ、ラパロ鳥食おーよ」
「半分こね」
「そーそー。レン・リインが食べきれない分はオレが食うし……ってアレ?」
リウがはたと気づいてあたりを見回す。
いつの間にか生暖かい視線が注がれていることに気づくと、はわわっと意味不明な言葉を発した。
「あ、えーっとその…」
「……2人で食事に行ってきたら?」
マリカのツッコミに、リウはいやいやと慌てたように手を振った。
「同じとこ行くのに別々になる意味ねーし。一緒に行くよ。な?」
「ええ。リウ・シエンもみなさんといると楽しそうですし」
「それってレン・リインといると楽しくないみてーじゃん! そんなことねーよ?」
「わかってる」
「……ま。2人がいいんならいーけど」
「で、マリカ。どうすんだ?」
リードァが問うと、マリカは首を傾げた。
「そうね。そういうことなら、あたしも行こうかな」
「ええええーー!!??」
「…っていう、そこのキテレツ娘も牽制しとかなきゃいけないし」
「それは俺に任せておけ」
いまだにメイベルの服を掴んでいたジェイルが重々しく頷き、裏拳のように飛んできたメイベルの手をひょいと避けた。
「ルオ・タウは?」
「長が行くのであれば」
「あーはいはい。じゃ、あたしはこっちを抑えとくわ」
「マリカ。オレ別に構わねーよ?」
「あたしはリウじゃなくてレン・リインのために言ってんの」
「マリカさん、私も…」
「いーのいーの。あたしが好きでやってんだから」
そう笑うと、マリカはリウに並ぼうとしていたルオ・タウの服を掴んで引っ張り寄せた。
「とりあえず一緒の集団にいるんだから、節度のある距離を保ちなさい」
「だが、これでは長に手が届かない」
「階段下りて食堂へ行くのになんで手が届かなくちゃいけないのよ。補佐って仕事の補佐なんでしょ?」
「……私は、君より年上なのだが」
「それはびっくりよね」
「その返答は論理的ではない」
総勢8人もの集団になって、彼らはぞろぞろと食堂へ向かった。
リードァは誰かを見かけるたびに声をかけていたが、さすがにこれ以上増える様子はない。
先頭がリードァとマナリル。すぐ後ろにジェイルとメイベルが、さらにリウとレン・リイン、マリカとルオ・タウが続く。
「なんか妙な集団になったなあ」
リードァがマナリルに話しかけると、最後尾から「あんたが言うな」という声が飛んできた。
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コメント
無題
リウとレン・リインがらぶらぶで微笑ましいですね! リウも団長に恥ずかしいことさらっと言うと文句を付けつつ自分も結構言ってますよね(笑)
posted by NONAMEat 2009/05/05 22:31 [ コメントを修正する ]