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「楊令伝」7巻
楊令伝7巻読了。昨日、じっくりじわじわと言っといてコレだよ!止められなかった……

今巻からの展開は「水滸伝」です。「楊令伝」の主戦力は「水滸伝」の生き残り&次世代が中心なだけに、屈折してたり暗くなったりしてる人が多いのですが、ようやく梁山泊の戦いになってきました!
……思うに、方蝋戦が長かったんだと思うの。必要だったと分かってはいるけど。

興奮のあまりネタバレ続き。
「楊令伝」を7巻まで読んでない方、特に「水滸伝」で誰が生き残ってるかを知らない方にはオススメしません。



北方水滸伝の時と同じように、箇条書きの感想でいきます。
既に本は弟の下へ旅立ってしまったので、記憶を頼りに。


・蔡福がすっごく好きになってきてます。梁山泊に足を踏み入れることを許されていない同志。地味な存在でしたが、今巻からなんだか変わりましたね!彼の結婚生活はハラハラしながら見守っていたので、首を吊った妻には悪いけど今の蔡福を見ているとホッとします…
・杜興の口調が好き。彼の中には死んだ人がたくさんいるよねえ…。梁山泊入りした頃(by水滸伝)はいじけた爺さんだったけど、今やすっかり味のある年寄りになりました
・扈三娘が今回出てこなかったので、ちょっと心配
・扈家の対決はいずれ必ずあるだろうと予想。扈成こわいよ…!ナニこの伏兵!
・楊令伝に入って一番ショックだったのは、史進が文句の多いオッサンになっていたことでした(笑)。しかし、林冲がいないことを寂しがっているのが節々に出てて、たまらんなあ…。「戦場に出ると、必ず林冲の後ろ姿が見える」という独白に泣きたくなった。あとちょっと怖い(いつかの死亡フラグっぽくて)
・白勝の「安道全と林冲がいたから梁山泊にいただけだ」というような台詞にも泣きたくなった。2人とももういない…。林冲の死は、未だに色んな人に陰を落としてる
・燕青に死亡フラグが立ってませんか…!?なんか嫌な予感がするんだけど大丈夫!?
・高キュウ……。醜いほどの執着心が哀れ
・花飛燐は本当に良い方向に変わったなあ。それでもいまだに父・花栄を追っている姿が可愛い
・笛を吹いている張平と、まだ雑音でしかないその音を我慢して聞いてる楊令が可愛い
・張平に対する、楊令の「お前は、俺が守るよ」に惚れたw ちょ、去り際になんという口説き文句をwww
・梁山泊は家だが、家族はいない。たくさんの人に愛されて育てられたが、家族と思うことはできなかった……というような楊令の内面独白がなんだかすごく胸にきた。楊令にとって、家族とは”失われるもの”なんだろうな。楊志、林冲、秦明、鄭天寿と、楊令に特別な気持ちで向き合ってくれた人は皆死んでしまったから。うう、切ない
・覆面軍師ーズ(笑)。楊令と呉用は、坊とマッシュみたいだ
・とうとう童貫VS梁山泊戦開始!!!!
・趙安が…!

・色々書いてるけど、今回一番のショックは「水滸伝」生き残り組から初の戦死者が出たこと

呼延灼ううううううう!!!!!

・なんだようもう、なんだようその死に様!ずるいよう!!泣くしかないじゃんかあああ
・そんでもって、その死に様を聞いた楊令ーーーー!!
・楊志が目の前で死んでいった心の傷はそんなに深かったのか……。今まで鬼神のように強かっただけに、その脆さが泣ける
・「水滸伝」5巻を思い出しました。楊志最期のシーン。
  『楊令。笑いかけようと思った。笑えたかどうかは、よくわからない。
  父を見ておけ。その目に、刻みつけておけ

確かに刻みつけられた。そして、それからずっと、傷は残っていたんだね……。・゜・(/Д`)・゜・。
・これから、また梁山泊から戦死者が出るようになるのか……


楊令伝は全部で13巻の予定なんですっけ。ということは、ちょうど半分ですね。ま、待てないよ!
ああああこの先に誰が死んでしまうんだろう……!
秦容はいつ頃から参戦してくるんだろうなあ。童貫と一対一で向き合ったことのある貴重な人材。早く成長して~!
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2008/10/25 21:42 | Comments(0) | TrackBack() | 日々雑記

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