いきなり寒くなりましたねー(@関東平野)
今週の平日はちょっとバタバタしてます。
18日にティアクラ更新を狙っていたのに無理そう…!
せっかくの1周年なのに!
最近の頭の中はティアクラと三国志でいっぱいです。間を取ると幻水1&2か。
坊ちゃんは最高だぜ!
ていうか幻水1の14周年をまんまとスルーしてしまったんだぜええええ…!
なにかネタ帳から幻水1のものを拾い上げて、と思ったけど、少しは手を加えたいものばかり。
うーむむ。
いえ、記念更新をしなきゃいけないわけじゃないのですが(笑)。
でもせっかくなので、ほんとに短いSSを。
共演軸で坊(レン)と4主(カイト)。
お題はバルバロッサの墓参りです。オチなし。
今週の平日はちょっとバタバタしてます。
18日にティアクラ更新を狙っていたのに無理そう…!
せっかくの1周年なのに!
最近の頭の中はティアクラと三国志でいっぱいです。間を取ると幻水1&2か。
坊ちゃんは最高だぜ!
ていうか幻水1の14周年をまんまとスルーしてしまったんだぜええええ…!
なにかネタ帳から幻水1のものを拾い上げて、と思ったけど、少しは手を加えたいものばかり。
うーむむ。
いえ、記念更新をしなきゃいけないわけじゃないのですが(笑)。
でもせっかくなので、ほんとに短いSSを。
共演軸で坊(レン)と4主(カイト)。
お題はバルバロッサの墓参りです。オチなし。
グレッグミンスターの郊外…というより、奥の奥。
T字路の線が重なる場所に立っていたレンは、緩やかなカーブを描いて丘の上へ消える小道を指差した。
「この上だ。行けばわかる」
「ありがとう」
カイトの言葉に頷きを返すと、レンはその場に腰を下ろして腕を組んだ。
――と思ったら、思いなおしたように立ち上がる。
歩き出しそうにたたらを踏んだが、結局カイトに近づくことはせず、その場に立ち止まったまま丘を見上げて小さく息を吐き出した。
「レン?」
「……帰り道はわかるか?」
いくらカイトが初めて来る場所だと言っても、ここもグレッグミンスターだ。
まして、城を取り囲む堀を越え、中庭に入ってから、建物を左に抜けた後は道なりに辿るだけ。中庭まではカイトもよく知っているから、帰り道を聞くことなど愚問に等しい。
だからレンの言葉は質問というより、ただ意味もなく間をつなぐだけのものでしかなかったが、カイトは素直に頷いた。
「ありがとう、わかると思うよ」
「上へ行けば、おそらく近くにミルイヒという男がいるはずだ。今は隠居してるが元は名の知れた武人だから、気配を探ればすぐ分かると思う。何かあれば彼に尋ねてくれ」
「そうするよ。わざわざここまで送って来てくれてありがとう」
「いや……」
言いよどむと、レンは口の端に苦い笑みを浮かべた。
「カイト。……僕は、バルバロッサ陛下を嫌いではないんだ」
「なんとなく、わかってたよ」
カイトがふわりと笑う。レンは苦笑を深くした。
「僕に墓所を聞いてくるくらいだしな。陛下も僕を憎んではいなかった。と、思う」
「うん」
「……だが、墓参りなんて、僕にはできないんだよ」
「うん。ごめんね」
微笑んでいるカイトを眺め、レンは肩をすくめた。
墓参りなんて、できない。
そう思いながらも、帝国最後の皇帝の墓参りをしたいというカイトをこの丘の下まで案内した。
以前は、足を向けることもできなかったのに。
「カイト」
「うん? なにか伝えることがある?」
「いや」
レンは首を振ると、バルバロッサの墓稜がある丘を見上げた。
「……くれぐれも、よろしく伝えないでおいてくれ」
こぼれた言葉は自分でも思いがけないほど穏やかで、カイトが口を開く前にレンは急いで背を向けた。
”4主の墓参り”をテーマに書いてた連作ネタのひとつです。
他に4主とバルバロッサ、4主とソニアも考えていたのですが、こちらは今のままボツりそうなので導入部分のみ放出。
……幻水1の記念だって……?(汗)
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