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マッシュらぶ
バトンキャッチしてくださった方々ありがとうございますー!
あとマッシュ好きさんの反応がとても嬉しかったです。ありがとうございます!

マッシュと旅するネタは、昨年ドンフラ様主催のリーダーアンソロ『宴』でも少し書いてました。
2人旅じゃないけど。
オフとネットは別枠だからHPでアップした話に続くわけではありませんが、
本編と関係ないエピローグなので、そのうちのさらに一部だけ引用してみます。


※クワンダ戦が終わりミルイヒ戦が始まる前(グレミオ存命中)の、解放軍が比較的平和だった頃の設定。
 坊とルックとシーナの悪ガキ3人組の話ですが、愛ゆえにプロローグとエピローグにマッシュ登場w



「なあ、マッシュ」
「フリック殿が加わって、今は忙しいんですよ。次の相手はミルイヒ将軍ですからね」
「何とかなるさ、優秀な軍師もいることだしな。なあ、マッシュ」
「なんですか」
「この戦争が終わったら、本物の海に行こう。で、波乗りをしよう」
「それは私を誘っていらっしゃるんですか」
「他にいないだろ?」
「私は身体を動かすことは苦手です。誘う相手をお間違いですよ」
「間違ってないさ。…波に乗るのは、すごく気持ちよかったんだ。嫌なこともスカッと忘れられるくらい」
再び、レンはマッシュを見上げて笑う。
「だから、行こう。この戦争が終わったらさ、こんな戦争のことなんか忘れてしまえるように」
もう一度レンの頭を叩こうとして、マッシュは小さく苦笑した。
頭を叩くかわりに小さな肩にぽんと手を置く。
「まだ始まったばかりですよ。今はスカーレティシア城を攻めることをお考えください」
「もちろん、忘れてはいない。布陣も既に考えたしな」
仰向けになったまま、レンが布陣を記した紙を手渡した。
ざっと目を通し、訂正の必要がないほど考慮された布陣を確かめると、マッシュは穏やかに微笑んだ。
「私は釣りをしながらあなたを見ています。それで良いですか?」
「ああ、いいな。マッシュが釣った魚をグレミオに調理してもらおう。クワンダも呼ぼうか」
「彼は鍋ではありませんよ。鎧で身を固めている人ほど内面はデリケートなんですから、あまりいじめないように」
「はは、また泣きながら鎧を金ぴかにされても困るしな。金は金で鍋っぽかったんだが、まあいい。では釣った魚はその場で焼こう」
「あまり期待しないでいただきたい。私の釣りは、釣り糸を垂れることが目的なのですから」
「それで何をするんだ?」
「波の音を聞くんですよ。癒されますからね」
「確かに」


 *********


『トランズサーファー』より。
まだソウルイーターの呪いを知らない頃の坊とマッシュです。
平和だなあ……(ほろ)
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2010/02/01 02:39 | Comments(0) | TrackBack() | 二次創作

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